こんにちは。アイビディアです。
今回は、米国株のファンダメンタル分析で最低限ここだけはみてほしいポイントをご紹介します。
また、決算予想をビートした株を買ってほしいというその理由をご紹介します。
売上高成長率
こちらは基本中の基本だと思います。
株を買う際には、売上高成長率が最低でも10%はないと私は購入する候補には入らないです。
一見すると厳しそうなハードルに見えますが、米国株では売上高成長率10%の会社はザラにあると思います。
EPS成長率(1株当たり当期純利益成長率)
重要な指標なので、こちらも気にされている方は多いと思います。
EPS成長率の伸びが、株価に与える影響は相当程度あります。
こちらも10%以上の伸びは欲しいところです。
営業キャッシュフロー成長率
営業キャッシュフロー成長率とみて、「あれ、営業利益の成長率じゃないの?」と思った方も多いと思います。
営業キャッシュフローはその名のとおり、キャッシュフローという現金の動きを示しているため、事実を表すとよく言われています。
つまり、会計的な恣意性がある程度排除されているんですね。
なので、ここでは会計的なテクニカルな利益を排除した事実ベースとして、本業が本当に成長しているのかという観点で見ています。
営業利益率の推移
営業利益率、つまり本業のマージン(販管費控除後)ですが、こちらもできれば右肩上がりの成長が欲しいところです。
結局、ここの数値が伸びてこないと当期純利益などのそのボトムの利益率も当然伸びてきませんので、営業利益率は改善傾向にあるか、という点は考慮に入れたほうが良いです。
ただ、エヌビディアみたいにもともとかなり高利益率の会社は、そこからさらに伸びがあるかというよりはその高い利益率が維持できているか、という観点で見ています。
決算予想をビートしているか
前期比較で単純に好決算を出したから買い、とは個人的には思っていません。
前期比較での好決算はもちろんのこと、市場の決算予想をビート(上回る)しているかという要素も重要だと思います。
たとえ好決算だったとしても、決算予想を下回れば、それは決算失敗だと思います。
決算を失敗した会社は、迷うことなく売りです。決算後に売られて割安になったとしても、それを決して掴みにいってはいけません。
機関の売りは一日では終わらないため、決算発表日の翌日以降もさらに継続的に売られて痛い目にあいます。
逆に、決算を成功した会社は高値圏でも買っていいと思います。
決算発表後翌日以降も持続的に機関の買いが入って最高値を更新していくことが見ていて良くありますので、決算が良ければ買い向かって良いです。
まとめ
以上、ファンダメンタル分析ではここを見てほしい、という指標と決算予想をビートしているかを買いの判断軸に入れてほしいという私個人的な考え(じっちゃまこと広瀬氏の影響をかなり受けていますが)をご紹介させていただきました。
割安だから買うというだけではなく、成長性を意識して、そしてその成長も予想をビートしているかという観点で銘柄を選定していってほしいと思います。
それでは、今回はこのへんにさせていただきます。
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