【投資戦略メモ】米国株ポートフォリオの再構築|NVIDIA依存からの脱却と今後の方針

米国株

こんばんは、アイビディアです。

このところ株式市場はやや上向きの気配を見せており、フォロースルーデーも出始めています。ようやく含み損を抱えるポジションにも光が差し始めてきました(とはいえ、まだまだ赤いですが…)。

今回は、個人的な備忘録も兼ねて、「将来の米国株ポートフォリオをどう組むか」について整理してみようと思います。同じようにポートフォリオの見直しを考えている方の参考にもなれば嬉しいです。


■現状の米国株ポートフォリオと反省点

まずは現在のポートフォリオから。

  • NVDL(NVIDIAレバレッジETF)
  • GS(ゴールドマン・サックス)
  • SMH(半導体ETF)
  • SPXL(S&P500の3倍レバレッジ)
  • VGT(情報技術セクターETF)
  • VST(ビストラ・エナジー:電力セクター)

銘柄を並べると分散されているように見えますが、実質的にはNVDLの比率が非常に高く、ポートフォリオ全体が「AI半導体×レバレッジ」に大きく傾いていました。

特に今回のような急落局面では、NVDLのようなレバレッジETFは減価の影響もあり、回復に時間がかかる傾向があります。値動きが激しいため、含み損が想像以上に膨らみやすく、改めてリスク管理の大切さを実感しています。


■今後の基本方針:分散と安定を意識した構成へ

この経験を活かし、今後は「テーマの分散」と「レバレッジの排除」を基本方針に、より安定的なポートフォリオに移行したいと考えています。

具体的には以下の構成をベースにしたいと考えています。


■今後のポートフォリオ構成(案)

カテゴリ割合銘柄(予定)
成長株50%NVDA(20%)、SPOT、EXPD、VRT、STX、MRVL、WDAY(各5%)
FANG+連動20%316A
米国株インデックス10%VOO(S&P500)
高配当株10%VIG
ゴールド10%GLDM

■成長株(50%)

引き続き、NVIDIA(NVDA)はポートフォリオの中核を担う存在に据えます。ただし、今回は過度に依存せず、他の成長セクターにも広げることでバランスを取ります。

  • SPOT(Spotify):音楽サブスクリプション市場で強み。広告・ポッドキャスト分野でも成長余地あり。
  • EXPD(エクスペディア):旅行予約大手。パンデミック以降の回復トレンドが続く見通し。
  • VRT(Vertiv):データセンター向け電力・冷却ソリューションを提供。AI・クラウド時代のインフラを支える企業。
  • STX(シーゲート):HDDメーカー。AI向けのデータ保存ニーズの高まりが追い風に。
  • MRVL(マーベル・テクノロジー):ネットワーク・AI半導体の設計を手掛ける注目株。
  • WDAY(Workday):人事・財務向けクラウドSaaS。ERP領域での存在感が高まっている。

■FANG+(20%):316A

Apple、Amazon、Meta、Teslaなど米国のメガテックに分散投資できる316A(iFreeNEXT FANG+)を選択。個別に買うより管理が楽で、値動きにも一定の納得感があります。


■S&P500(10%):VOO

米国全体の経済成長を取り込む意味で、S&P500連動ETFのVOOを保有。個別株で偏りすぎないための安定感も兼ね備えています。


■高配当(10%):VIG

配当成長株に絞ったVIGは、下落相場時のクッションとしても機能。資産保全の観点からも一定比率を持っておきたいETFです。


■ゴールド(10%):GLDM

地政学リスクやインフレヘッジとして金(ゴールド)も組み込みます。GLDMはコストも低く、現物保管型の信頼性あるETF。


■投資スタンスの変化

昔は「とにかくテンバガーを狙え」というスタンスでしたが、最近は「資産を守りつつ育てる」方向に徐々に意識が変わってきました。今回のポートフォリオ案も、その変化の表れです。

また、現在は信用取引でNVIDIAとOracleを一部保有していますが、これらも利益がある程度乗ったら利確して、次のチャンスに備えるつもりです。

信用取引はあくまで「短期の加速装置」。長期保有には向かないので、常に出口戦略を持っておくことが大切ですね。


■さいごに:このまま上昇トレンドへ?

今のところ、週末時点では大きなネガティブ材料はなく、ウクライナ情勢にも一部停戦期待のニュースが出ています。米国株市場全体がこのまま上向いてくれれば、ポートフォリオの移行もスムーズに進められそうです。

焦らず、無理せず、戦略的に。今後も冷静に相場と向き合っていきたいと思います。

それでは、今回はこのあたりで!

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