おはようございます。アイビディアです。
みなさんは、「ダウの犬戦略」をご存じですか?
この戦略は、アメリカの代表的な株価指数「ダウ・ジョーンズ工業株平均(NYダウ)」を活用したシンプルな投資法です。
この記事では、難しい専門用語を使わずに、この戦略の仕組みや過去の実績をわかりやすく解説します!
ダウの犬戦略って何?
ダウの犬戦略は、「高配当利回り」の銘柄に注目する投資方法です。
配当利回りとは、株を持っているだけで会社からもらえるお金(配当)の割合を示すもので1株当たり配当÷株価で算定できます。
例えば、1株あたり配当が10円、株価が200円であれば5%です。
この戦略では、NYダウに含まれる30社の中から、配当利回りが高い10社を選び、それらに均等にお金を投資します。
ダウの犬戦略で具体的にやること
1. 銘柄選び: 年末時点で配当利回りが高い10社を選ぶ。
2. 均等投資: その10社に同じ額ずつお金を投資する。
3. 1年間保有: じっくり待つ。
4. 翌年リバランス: 年末になったらまた新しい「犬」を選び直す。
- この方法は、「配当が高い=株価が安い可能性がある」という考え方から生まれています。つまり、割安な株を買って、その後値上がりするのを狙うというシンプルな仕組みです。
過去の実績はどうだった?
ダウの犬戦略は、長期的には良い成果を上げてきたことで知られています。以下は過去のデータです。
成功例
1973年~1988年: 年平均18.4%の利益が出ました。これは普通のダウ平均(10.9%)よりもずっと高い数字です。
1996年~2016年: ダウの犬戦略は6.91%のリターンで、ダウ平均(6.23%)よりも上回りました。
最近の結果
2012年~2022年: 年平均11.6%と悪くない数字ですが、普通のダウ平均(12.2%)には少し負けました。
2018年~2023年: この5年間では5.29%とやや控えめな結果でした。
つまり、短期的には市場平均より劣ることもありますが、長期的には安定して良い結果を出していることが多いです。
初心者でもできる理由
ダウの犬戦略が初心者向けと言われる理由は、そのシンプルさです。複雑な分析や専門知識は不要で、以下のポイントさえ押さえれば誰でも始められます。
- 銘柄選びが簡単: NYダウ構成銘柄30社から選ぶだけなので迷う必要なし。
- 分散投資でリスク軽減: 10社に均等に投資することで、大きな損失を避けやすい。
- 長期保有で安心: 短期売買ではなく1年間じっくり待つので、初心者にもストレスが少ない。
日本版ダウの犬戦略もおすすめ!
この方法はアメリカだけでなく、日本株にも応用できます。
例えば、「TOPIXコア30」(日本を代表する大企業30社)から配当利回りが高い銘柄を選ぶことで、日本市場でも同じような効果が期待できます。
注意点
初心者でも簡単にできるとはいえ、以下の点には注意してください:
1. 短期的な損失もあり得る: 株価が下がることもあるので、長期的な視点で取り組むことが大切。
2. 毎年見直しが必要: 年末ごとに銘柄選びをやり直す必要があります。
まとめ
ダウの犬戦略は、「シンプル」「安定」「長期的に強い」という特徴を持つ初心者向けの投資法です。過去の実績を見ると、市場平均より良い結果を出していることも多く、特に長期間続けることでその効果が発揮されます。
まずは少額から始めてみて、自分に合ったスタイルかどうか試してみてはいかがでしょうか?このシンプルな方法で賢く稼ぎながら、投資への理解を深めていきましょう!
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