トランプ相場でNASDAQ大暴落。不安定相場の立ち回り方(VIX、Fear&Greed)

米国株

こんばんは。

ここ最近米国株は下落続きでメンタル的にかなり苦しい人が多いと思います。

かくいう私もかなりしんどいです。下記は今日のブルームバーグの記事ですが、結構センセーショナルですよね。

10日の米株式市場でハイテク株は、2022年以来の大幅安となった。米経済がリセッション(景気後退)に向かっているとの懸念が強まり、長期にわたり市場をけん引してきた銘柄が売られた。

  ナスダック100指数は3.8%下落し、時価総額1兆ドル(約147兆円)余りが消失した。一方、ハイテク大手7社「マグニフィセント・セブン」で構成するブルームバーグ・マグニフィセント・セブン指数は5.4%下げ、昨年12月の高値から下落率が20%を超えた。

  テスラの株価は15%急落し、年初来の下落率は45%に拡大した。一方、エヌビディアは5.1%下げ、2カ月で1兆ドル余り時価総額が失われた。

米ハイテク株、時価総額1兆ドル消失-メルトダウンの様相強まる – Bloomberg

ただ、このままじっと嵐が過ぎ去るのを待ったほうが良いのでしょうか。

株価はいずれ底を打ち、反転すると思いますが、その目安となる指標を今回ご紹介しようと思います。

VIX(恐怖指数)

VIX(Volatility Index、恐怖指数)とは、米国のS&P 500指数オプションの予想ボラティリティ(価格変動の大きさ)を示す指標です。一般的に「市場の不安度」を示す指標として知られています。

VIXの特徴

  • 数値が高い(例:40以上)
    市場の不安が大きい(株価急落時に上昇しやすい)
  • 数値が低い(例:20以下)
    市場が安定している(投資家が安心している状態)

VIXの目安

  • 10〜20:市場は比較的安定
  • 20〜30:市場に不安が増している
  • 30以上:市場が大きく動揺(暴落の可能性あり)

VIXが上昇する時

  • 株式市場が急落するとき(例:リーマンショック、コロナショック)
  • 投資家がリスク回避的になり、オプション取引が活発になるとき

実際のVIXチャート

以下はVIXの実際のチャートです。

2020年のコロナショック、2024年8月のいわゆる植田ショックの時に急上昇していることがわかると思います。この時に果敢に買っていればかなり儲けられたということにになります。

ただ、VIX50オーバーなんて数年に一度ですので、実際には25前後になったら買い向かうというのでもいいのかなと思います。

執筆時点のVIXは27.23です。十分パニック状態ですね。

Fear&Greed Index

Fear & Greed Index(恐怖と欲望指数)は、投資家の市場心理を測る指標で、CNN Businessが算出・公表しています。市場の「恐怖(Fear)」と「欲望(Greed)」のバランスを数値化し、0から100の範囲で示します。以下のサイトから直接確認することができます。

Fear and Greed Index – Investor Sentiment | CNN

指数の意味

0〜24:極端な恐怖(Extreme Fear) → 市場は悲観的、売りが優勢

25〜49:恐怖(Fear) → 市場はやや悲観的

50:中立(Neutral) → 市場に大きな偏りなし

51〜74:欲望(Greed) → 市場は楽観的、買いが優勢

75〜100:極端な欲望(Extreme Greed) → 市場は強気、バブルの可能性

活用方法

  • 恐怖が強いとき(指数が低い) → 「売られすぎ」と判断し、買いのチャンス
  • 欲望が強いとき(指数が高い) → 「買われすぎ」と判断し、利益確定やリスク管理が必要

ちなみに、現時点(2025年3月11日19時ごろ)のフィアグリは、15(Extreme Fear)です。

少し売られすぎ、ということですね。

以上、今回は、VIX指数とフィアグリ指数についてご紹介しました。

やまない雨はないと信じて、暴落相場でもうまく立ち回りましょう!

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